すべての商品は問題解決のために存在する

営業を職業としていくうえで、ぜひ覚えていていただきたい概念があります。タイトルのとおり「すべての商品は問題解決のために存在してるということです。

利益を上げるために存在している、というのも間違いではありませんが、二次的なことに過ぎません。お客様の問題を解決できない商品は、長い目で見てヒットすることはまずありませんから。

ですから、御社で販売している商品も、製作者や設計者がどの程度意識しているかどうかは別にしても、必ず「問題解決」を目指して開発されています。

正確には、「問題を解決する、あるいは、現状を改善・向上させる」ことが目的だと思いますが、ここでは「現状の改善・向上」も広い意味で「問題」に含まれると思っておいてください。文章が読みづらくなっちゃうんで^^;

ここまで読んでいただいて、説明も不要な方も多くいらっしゃると思いますが、念のため説明しておきます。

・紙や鉛筆は記録を残すという問題を解決するために生まれた。
・水道の蛇口は、水を適量だけ、しかも屋内ですぐに使いたいという問題を解決するために生まれた。
・貨幣や紙幣は物々交換のための商品運搬の手間を軽減するために生まれた。
・車輪は効率よく重量物を運搬するために生まれた。
・注射器は効率よく体内に薬品を注入するために生まれた。

僕の推測なので、歴史的に正しいかどうかわかりませんが、考え方としてはこうしたことです。あなたの会社の商品も、必ず生まれた理由があると思います。

利益を上げるために商品がある、と考える。あるいは、商品が存在しているんだから、四の五の言わずに売るしかない。といったような捉え方をしているのと、どちらがやる気が出るのかは一目瞭然でしょう。

そういう意味では仕事の本質も一緒ではないでしょうか。つまり「すべての仕事は(広い意味で)問題解決のためにある」

つまり、営業を含めすべての仕事は「問題解決のため」にあります。お客様の問題を解決することが使命なのです。売りつけつことではありません。

では、あなたの会社の創業者や開発者はどんな気持ちで製品を作ったり仕入れたりしているのでしょうか。問題解決をすることによって、何をしたかったのかということです。

お客様の喜ぶ顔が見たい。社会に貢献したい。不便を解消してあげたい…そうした、他人とひいては自分を大事にするために行ってきた行為であると思います。

中には自分の気持を見失って、利益のため、売上のためを第一にされている方もいらっしゃかもしれませんが、ぜひもう一度本来の目的を深掘りしてみていただきたいと思います。

あなたが従業員でも同じことです。売ろうとすることを主眼に置くのか、問題解決(引いては他社に対する貢献)を目的にするのか。

僕は後者のマインドを持つ営業パーソンが、長い目で見て勝っていくものだと確信しています。

(写真は仙台市 勾当台公園)