欠点を開示すると好感度が上がる(両面提示の自分への応用)

「スラムダンク」や「バガボンド」などの人気作品の中で、数多くの魅力的なキャラクターを生み出している漫画家の井上雄彦さんが、TV番組のインタビューで. 「キャラクターを作るときは、完全な人間にはせずに必ず欠点を持たせるようにしています」とお話しされていました。

ご存じない方のために、僕のつたない記憶をたどってみると…

・主人公 桜木花道は、体格・体力・潜在能力は圧倒的だが、女の子にはモテない。
・キャプテン赤城は、バスケの実力・頭脳・人徳などに優れているが、外見がゴリラっぽい。
・宮城はスピード・頭脳などに優れるが、身長が低く苦戦する場面も多い。
・三井は、才能あふれる元中学MVPだが、ブランクが長く体力がない。

・流川は… 欠点が思い出せない。  m(__)m

だいたいこんな感じだったと思います(しばらく読んでいないので、ファンの方、細かいと
ろが違ったらスミマセン)

確かに、欠点がある方が親近感を感じますね。

ですから、ご自分を表現されるときも、意識してちょっと欠点をお話しすると、親しみを持っていただけると思います。

たとえば、ソフトバンクの孫正義さんなどは、ご自身の頭髪が薄くなっていることをしばしばネタにされています。「髪の毛が後退しているのではない。私が前進しているのである」などの名言を残されています。

なかなか孫さんのレベルまでは難しいですが、僕も自分の身長が低めだったり、方向音痴なので、それらをネタにするようにしています。

前回ご紹介した両面提示(商品の良い面、悪い面をともに伝えることで信頼度が上がる)ですが、自己自身に使うことでも効果を発揮します。

自分の欠点を自ら開示することで、親近感を得ることができるということです。
具体的には、自分の欠点をネタにして冗談にするような使い方がベストかな、と思います。

比較的オープンな性格の方は自然にやっていることが多いと思いますが、少し照れ屋な方には少しハードルが高いかもしません。

人間だれしも完ぺきではありません。そして、世の中の大人はみんなそれを分かっているのです。

そうした方々の前で、いいところばかりアピールしていてもウソくささを感じられてしまうことも多いものです。積極的に自らの短所を開示していきましょう。

ただ、ここでも時と場合と相手によって使い分けが必要になります。

商品説明の場合の注意点と近い感じですが、
・お客様の関心に合わせた長所、関心が薄そうな短所を話す。
・できれば欠点を先に言う。最後に聞いた内容の方が印象に残る。
・基本的には、致命的な欠点は言わない。もし言う(言われた)場合には解決策を用意しておく。
・ギャップを見せる場合には、内容をよく考える。
・事前に社内や友人に聞いてもらって、ネタに対する反応を確認しておく。

特に信頼が大切なビジネスの場面では、業務に支障をきたしそうな短所は致命的な
欠点と捉えられかねない欠点開示は危険ですので、表現を注意してくださいね。

企業の採用面接で欠点を質問される場合、面接官は仕事に支障のある致命的な欠点がないかどうかを確認しようとする意図があります。

ですから、「仕事ができなそう」と思われるような欠点を表現するのは避けましょう。
(頭が悪い、ドジだ、人の気持ちがわからない、売れていない などは危険だと思います)
ご参考になるかどうかわかりませんが、僕や仲間が使っている例をあげておきます。

・お客様「部屋がせまくてすみません」、営業「こんなときのためにコンパクトサイズに産んでもらってますから!」
・お客様「背が高くてうらやましいですね」、営業「買える服が限られて困っています…」や
「どこにいてもすぐ知人に見つかってしまって困ることも多いんですけどね…」
・お客様「あのあと大丈夫でしたか?」、営業「ええ、なんとか。ただ、髪がまた50本ぬけましたけど…」
・「キレイなおねいさんのお話は、全部信じちゃうんですよね…」(相手と場面を選びます。使いどころちょっと注意ですね)
・お客様「いつもきちんとしていらっしゃいますよね」、営業「ありがとうございます。女性がいない場所でだけですが」(これも使いどころ、少し注意ですね)
・お客様「いつもきちんとしていらっしゃいますよね」、営業「ありがとうございます。仕事中はいつもめちゃくちゃ気を張ってるんです。もうとにかく小心者でして…」(余裕の笑顔で)
・お客様「いつもきちんとしていらっしゃいますよね」、営業「ありがとうございます。でも、女性には伝わらないんです…」(笑顔で)
・お客様「この前お話ししたあの本読まれましたか?」、営業「はい、もちろんです。すごくいい本でした。でも、すごすぎて私には身につけられないかも…」(ちょっと恥ずかしそうに)
・お客様「最新の○○ご存知ですか?」、「ええ。新聞等で話題ですよね。とはいえ、もういい加減オッサンですからわかったフリをするのが精いっぱいなんですが…」(取扱商品によりますね)
・お客様「これキレイでしょ?」、営業「最近、視力がダダ下がりな私でもそのキレイさはわかります」、お客様「ホントに見えてるんですか?(笑)」…

もし、笑っていただけたら、お客様の気持ちも少しオープンになりますよ

2017年6月28日投稿