kindle(電子書籍)出版の依頼があったらどう考えるのが良いのか?

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この記事は 約 10 分 でお読みいただけます。

営業アドバイザー兼電子書籍作家・プロデューサーの佐崎秀樹です。
記事をお読みいただきましてありがとうございます。

ツイッターで仲良くしていただいてる人気ブロガー
ていないさん  @tei_nai
(大人気ブログは https://www.teinai.work/

(この画像はリンクしていません。リンクは上のURLです)                

ブログを電子書籍にしませんか、
というお誘いを受けた
そうです。

下記のような疑問をお持ちでしたので、
僕なりに回答しました。

ていないさんの疑問点は

①ネットで勧誘してくる人は怪しいのでは?
②出版前に金をとるのはオカシイ
③金額が適正かどうかわからない
④Kindleの印税80%取られるのは疑問
⑤もし一緒にやったら売れるの?
⑥Kindle(電子書籍)の編集者やプロデューサーを選ぶ条件

 なお、勧誘条件の概要は下記の通り
・独自の出版社の社名を使っている
・ブログ内容が良いので、本にしてみませんかというお誘い
・登録料28,000(税別)、
Amazonオンデマンドの紙書籍も希望の場合48,000円(税別)
 いずれも先払い
・発売後、著者の受取りは印税の20%
 (80%は出版社が受け取る)

ご興味のある方もいらっしゃるかもしれませんから、
手直しして記事にしてみました。

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①ネットで勧誘してくる人は怪しいのでは?


Kindle( 電子書籍)プロデューサーの顧客集めの常套手段です。

おもしろそうなブログなどを書いている人に声を
かけるというのは一般的な手法としてあります。

一流出版社の編集者も、電子書籍やブログから著者を探したり
しています
からおかしなことではありません。
相手が本気だったとしたら、かなり光栄なことかも^_^

出版社名を名乗っていますが、
(この記事に社名は書いていません)
記載のFBを見る限りほぼ単なる個人でしょうね。
 
社名が気になる方はこちら↓
(ていないさんご本人がいろいろ調べてブログ記事にされています)

ただ、Kindleで何冊か出してみて思うのですが、
ちょっとしゃれた出版社的な名前を付けて、
レーベルとしての信頼を得るのも大事かなと
今は思っています。

出版社を名乗ったほうがウケがいいという面もありますが、
自らFB等を明かしていらっしゃるので、
おそらく、
悪意ではなくレーベル的な意味の社名かと思います。

本人に確認しないとわかりませんが…

こうしたことよりまず考えるべきは、
実力やサービス内容でしょうね。

②先にお金を要求するのがオカシイ

一般的な商売ではそうとも言えますが、
本を書く行為は
ブログやツイッターなどで文章の名人的な人でもハードルが高いのです。

本と名がつくとプレッシャーが高まることは僕にも気持ちがわかります。

Kindleなどの電子書籍の平均文字数は2万文字程度ですから、
普通に考えたら、 ブログをかける人は楽にできそうなものですが、
意外とそうでもなく…。

理屈じゃないんですよね(笑)

締め切りを設けても最後まで書く人はほんの一部。

実際、僕にプロデュース依頼をくれた人のうち
10人に1人も書きあげてくれません
(*_*;

友人に無償でやってあげたり、
出来高でいいよと言っていることが
災いしていたのだろうなと今は思います。

なので、著者のためにも先にお金を払ってもらう行為はある意味親切。

プロデューサーからの動機付けとしては
よい方法と解釈することもできます
ね。

③金額が適正かどうかわからない

③金額が適正かどうかわからない

約3万円~5万円なら、 まぁ高いとは言えませんね。

きちんとした会社等に依頼すると10~30万が相場です。

もちろん、サービス内容によります。

もしサポートナシで自分で書いた原稿を送ってください、
というだけだったとしたら、3万でも論外でしょう。

Kindleなどの電子書籍を初めて出版する方が求めるのは、

・タイトルや内容の相談、提案
 (電子に限らず書籍はタイトルと表紙で売上の9割が左右されます)


・興味を引く本の構成

・編集・誤字脱字チェック
 (プロに依頼すると4~5万かかります)

・文章の書き方

・書籍フォーマットの提供
(適切な行数や文字数ってわからないでしょ?)

・表紙デザインの提案、作成
 もしくは良心的デザイナーさんの紹介
 (オリジナルは1~10万円くらいかかります)

・ePubフォーマットへの変換(外注で5千円~2万円くらいかかります)

・AMAZON Kindleへの出版手続きなど
(この方の場合はあちらでやってくださることになるでしょうけど、
そこそこめんどうです)

・どんなジャンルに出品するか
(ランキングをチェックしてくれるか、見方を教えてくれる。
 「君たちはどう生きるか」や「日本国紀」と同じジャンルでは抜きようが
ありませんね)

・売るための方法
(少なくとも初速を付けられないと、Kindleコーナーの中で目立つことができません)

・書くのがつらい人は、しゃべった内容をライティングしてもらいたい
 (30万程度のサービスにはこれが含まれていたりします)

といったところでしょうか?

これだけのことを全部やって3万ならスゴイですが、
正直バイトしたほうがコスパがいいわけです(笑)。

ですから、このうちの一部かまったくサポートなし
というのが可能性の高いところかと…。

どこまでサポートしてもらえるのか確認するのが
一番でしょうね。

 
ちなみにオンデマンドの紙の本は電子書籍を出せば、
自分でAmazonに申し込めると思います。

なぜオンデマンドの紙の本までやると
5万円近くになるのかはよくわかりません。
(自分で申し込んだことがないので間違えていたらすみません)

④印税の著者取り分が20%なのは疑問

 かなりプロデューサー有利な条件ですね。

 Kindle(電子書籍)はAmazon専売なら70%。
 つまり、500円の本で350円もらえます。

 このプロデューサーの方の提案なら、1冊で
Amazon150円:プロデューサー280円:著者70円
となります。

 100冊売れると、
Amazon15000円:プロデューサー28000円:著者7000円

公平な配分とはいいがたいかも

紙の書籍の印税が10%というのが有名ですから、
これでも納得する人もいるという計算があるのでしょうか?

この条件でも、
もしたくさん(500冊売れたなら元は取れるし)
販売してくれる実力があるなら損にはなりませんので、
このあたりも確認された方がよいでしょう。

邪推になりますが、
最低100冊程度を目標として、
自分は最低でもトータル5~6万円を稼ごう
という感じですかね?

としたら、著者は2万文字書いて7000円ですから、
この場合もバイトの方がよさそうです(笑)

また、他の電子書籍サイト(Honto等)に同じ本を出品すると
Amazonの印税が30%に下がりますから、
たぶんプロデューサーに強硬に反対されます(笑)

いずれ、いったん印税がすべて相手のフトコロに入る状況は、
将来長い目で見るといいことなさそうですね。

Kindleでは絶版が(いまのところ)ありませんから、
将来もちょこちょこ売れ続けたりします。

連絡を取り続けられるとも限りませんから、
印税は自分に入る(=自分でAmazonKindleに登録する)
ようにしておいた方が無難
でしょうね。

これについても
ていないさんがいろいろ考察されています!
ご興味がある方は下記をクリック↓

⑤もしその人と一緒にやったら売れるの?

仮に、④に目をつぶるとして、
何千冊以上も売ってもらえるなら価値があるわけですが…

Kindleを含む電子書籍の市場は、伸びているとはいえ、
リアル本にくらべ規模が(昨年時点で)
6~8分の
1と言われています。

1万部売るためにはリアル本6万部を売るレベルの
実力
が必要になります。

6万部って現代では
相当なベストセラーですよ!

彼にその力があると信じるなら(笑)、
ぜひ依頼されるとよいかと思います。
ベストセラー確実ですからね。(・。・;

このプロデューサーさんは、
④の計算から推測すると、
数百冊で自分は利益十分確保と
考えていらっしゃるのかもしれませんね。 

そういう著者をたくさん作って、
印税はいったん自分が受け取るなら、
ロングテール的に不労所得が入るのかも。

⑥Kindle(電子書籍)プロデューサーを選ぶとしたら?

今まで見てきたように、

お金をかけて、いい会社やプロデューサーと組んで一発を狙うか、
安いけどほぼ面倒は見てくれないプロデューサーと組むかなど

もちろん、二択とはいいませんが、
その人の価値観や狙いに合わせて選択することが必要と思います。

出版まで、全部一人でやることももちろん可能です。

ただ、誰しも自分では自分のことはよくわからない
もし信頼できる人と組めるなら組んだ方がいいと思います。


一流プロデューサーでも、
自分のコンテンツは人にプロデュースしてもらっている方が多い

出版しませんか?と言われるとだれでも
うれしくなっちゃうとは思いますが、
ここは冷静になる場面です。

僕の価値観になりますが、
僕ならこういう人(下記)と組みたいなと。

・ある程度以上タイトル、コンセプトや内容の相談にのってくれる
 前述のようにタイトルはある意味中身より重要です。

良い表紙を作るための知恵や技術または人脈がある
 タイトル同様に表紙も命です。

・ランキング上位に上げる力がある
 結局、
本が売れるかどうかは出してみないとわからないと、
 ベストセラー編集者たちも口をそろえています。

売れるためのきっかけは、
 ランキング上位に食い込み目立つことが一番だと思います。
 弟子が数万人いるとかなら別ですが(笑)

 ランキング上位保証で上位に入れなかったときに、
 いくらかの返金とかあるとよりいいですよね。


 もし、ある程度以上売れたとして、
経費を印税で取り戻せなければやはり寂しい。

 正直それはカンタンではありませんから、
 ランキング上位に入ったという実績を得られないと
 記念出版にしかなりません
。 

・定額(かつ先にお金を取ってくれる)
 上記のように、後払いだと書けなくなる人が圧倒的に多い。

・Kinle(電子書籍)をきっかけにした、マネタイズの方法を教えてくれる。
 電子書籍の印税だけで生活費を稼ぐのはなかなか難しいものです。

 また、執筆に自信のない方は、ライティングサービスも検討に入れた方がいいかも…

 ちなみに、僕は今は上記の方法でやっています。
(いまのところ、リアルで会って本気を感じた人にしか声をかけていませんが)