心理カウンセラー 緒方俊雄さんのご著書、“いい人をやめる7つの方法~「いい人」は性格ではなく病気です ”を拝読しました(2017年7月14日発売)。
サブタイトルがすごいです。言い切っちゃいましたねぇ…
この思い切りの良さ好きです。
書籍に何名かの「いい人」の実例が登場します。
登場人物は結構極端な「いい人」なんですけど、この人たちが持っている「いい人」の要素は誰の中にもありそうですね。
「いい人」をやっちゃう気持ち、僕もわかります。正直、そんな時期もありましたし…
「いい人」を目指すから、自分を見失っておかしくなる、といった感じの内容ですね。
著者の緒方さんは、「いい人」は目標ではなく、結果であることを認識し、完全主義をやめ、「ほどほど、ぼちぼち、ゆるく」生きることを提唱されています。
とはいえ、完全にだらだらするのではなく、80点主義をすすめられています。
数値で示す表現は実感しやすくいいですね。
たしかに、ビジネス書などで、8割まで仕事を仕上げる時間と、残り2割を仕上げる時間や労力は同等だとよく言われていますね。僕も実感しています。
ちょっと話が跳んじゃいますが、最終的には「あるがままの自分を受け入れる」ことがすべてを変えてくれるそうです。
なるほどね~、そこですかって感じがしますが、僕はいつも思うんです。こういう話を聞くと。
じゃあ、本当に自分が好きなことを好きなようにやっていればすべて解決するのか?
それなら、極端な話、赤ちゃんや幼稚園児はみんな成功者ですよね。でも、お金持ちには見えない。
言い方は悪いかもしれませんが、家にこもって好きなゲームだけしている人は、自然にお金が集まってくるんですか? それでいいなら、僕も毎日家で好きな音楽聞きながら読書やビデオ鑑賞してますけど。
さぼってばかりの営業パーソンも成功者になっていくんですか? クビになった人しか見たことないですけど…
うがった見方かもしれませんが、書くだけならカンタンですよね。
こんなこと適当に書いて、もし、読者の生活をめちゃくちゃにしたら、その著者って責任取ってくれるのかなぁ?と言いたくなります。
(ひねくれていてごめんなさい m(__)m )
そういった浮ついた理想主義にも一石を投じているところが、好感度大です。
ホレましたよ。(=^・^=)
本当の意味で、バランスのよい心の持ち方や、生き方を知りたい方にはぴったりの本だと思いますよ。
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