(写真は日本海の夕日)
「ご予算はおいくらですか?」、「競合はどこですか?」…
ズバッと切出せる人がいます。しかも嫌味なく。
こういう人は、今回の記事を読んでいただく必要はあまりないかもしれませんね。
こういうタイプの人に、聞きにくいことをスパッと聞きますねぇ、と問いかけると、
「なんで聞いちゃいけないの?」と答えられることが多いです。
「聞かなきゃ進まないでしょ?」、「お互い必要な情報なんだから」などと。
僕のようなちょっと気弱な人間には、ちょっと聞きにくいなぁ、失礼じゃないかなぁなどと、ためらう場面なんですけど。
どこか考えすぎなんでしょうね。
とはいえ、マネしてみようかなと思っても、嫌味なく聞けるかなぁなどという懸念も沸き上がってきます。
ちなみに、いまはある程度スパッと聞けるようにもなりました。
お客様のキャラクターやタイミングをみながら使い分けをしています。
これができるようになったのは、息を合わせる技ブレス・ミラーリング(*1)と人なつっこい雰囲気を醸し出す(*2)ことに慣れて自信がついたからですかね。
*1.ブレス・ミラーリングについては詳しくは著書に書いています。よかったら読んでみてくださいね。 http://amzn.to/2vAnWiL
*2.人なつっこい雰囲気については、こちら(↓)の記事をお読みくださいね。
営業に有利なキャラクター https://sasaki-h.com/post-491/
ただ、今でも、性格が変わったわけじゃありませんし、以前は聞き取りが不十分と先輩から指摘を受けたりしていました。
そこで、思いついたのが〔切り出しのバリエーションを増やす〕ことです。
「もし差し支えなければ…」
「差し支えない範囲で結構ですので、…」
「立ち入ったことをお聞きするようで申し訳ありませんが…」
「失礼かもしれませんが…」
「こちらも仕事ですので、良い提案をするために…」
「ちょっとでもヒントをいただけるとありがたいのですが…」
「たとえばこういうことでしょうか?…」
といった言い回しを使っています。
こうすることで、ワンクッションおけるので、お客様にも不意打ちにならないこと。
そして、これを言ってしまったら、自分が続きの質問をせざるをえなくなること。
(つまり、自分の背中を押すわけですね)
この2点において、有効だと思います。
さらに、誤前提提示という効果も発揮できます。
これについては、次回書きますので、ご興味のある方はまたご覧くださいね~。
( `―´)ノ